業務改善のポイントをご紹介します
業務改善は、「業務や作業自体を見直し、効率・
ポイント1: 不必要な作業は無くしてしまう
無くしてしまっても問題のないプロセスやステップを検討します。
- たとえば、
労力をかけて作成しているにもかかわらず誰も目を通さない書類や 、アップデートされたプロセスが導入されたにもかかわらず、 慣例化している不必要な検査項目、書類・ 製造品などを単に移動している作業、 顧客の要求以上の品質を作りこんでいる作業などを見つけて排除し ます。
これらのムダなプロセスや作業をなくしてしまうことで、コスト(工数)を削減することができ、その効果は大きいといえます。
ポイント2: 類似の作業は一本化
別々のプロセス・ステップとして進めていても、
- たとえば、品質のチェックをするために、
用意されている複数のチェックシートを1枚に集約する、 何種類もの検査用の測定機器を1台の測定装置で済むように改善す るなどです。 後工程や顧客の要求に迅速に対応できるようにするという視点で取 り組んでみましょう。
ポイント3: 入れ替える
プロセスやステップの順序や場所を入れ替えることで、
- たとえば、A班→B班→C班と流れていた作業を、
机や人の配置に合わせて流れを変えてみたり、 頻繁に取り出す部品や工具を、 使用頻度の順番に置き換え無駄な動作を減らすなどの改善が該当し ます。数字的な効果(時間短縮や工数削減)が小さいとしても、 長期的に考えれば大きな効果につながります。
ポイント4: 単純化する
プロセスやステップの何らかの作業をテクノロジーを使って自動化
- たとえば、
表計算の計算式の組み合わせやマクロを設定することで、 ボタン一つで作業が完了できるようなショートカットを作成する。 カメラやセンサーで形状やサイズを自動判別させ、 組み付けに必要な部品の取り出しを自動化して、 組付けだけに集中できるようにするなどの改善が該当します。
プロセスやステップは単純化しますが、品質は維持あるいは向上できるようにすることを忘れてはいけませ ん。