プロセスから無駄を減らす旅へいざないます

投稿者: | 8月 30, 2022

 Wastes

  プロセスの中で”モノ”や”情報”が動けば必ずと言っていいほど、顧客の視点から見た「ムダ<Wastes>」が発生します。そしてプロセスが安定していなければ、プロセスからのアウトプットは「ムラ<Variation>」が生じます。「ムダ」「ムラ」の発生は組織を運営していく上で最小限に抑えたいもの。 Lean Six SigmaにおけるDMAIC(Define<定義>, Measure<測定>, Analyze<分析>, Improve<改善>, Control<維持・管理>)のプロセスに則って「ムダ」は排除し、「ムラ」は最小限にしましょう。

  Define<定義>:プロセス改善をする中で「何が問題なのか?」を定義することは意外と難しいものです。 放ったらかしておくとまずいことになるのではないか?と気づいていても、それを上手く誰かに伝えるためには「何が問題なのか?」を誰もが理解できるように定義しなければなりません。 その場で起きている「事象」がどのような影響を与えるのか? 標準と現状のギャップがどんな悪さをして、どんな結果を出しているのかを明確にするのがこのDefine<定義>のフェーズで行われることです。「何が問題なのか?」を明確に定義するために以下の質問に答えならが明確にしてみてください。

 

プロセスを明確にする

 ① 誰が? 作業・工程を行っているのは誰か?

 ② 何が? 作業・工程において、どのようなことが行われているのか?

 ③ いつ? その作業・工程はいつ行われるのか? 問題はどの工程で発生しているのか?

 ④ どこで? 問題が発生する場所はどこか?

問題を明確にする

 ⑤ どのように? 現状のプロセスはどのように進められているのか?その問題にはどのように見えているか?どのようにしたらそれが見えるか?どのくらい続いているのか?

 ⑥ 欠陥・苦労? その問題は実績(パフォーマンス)にどのような影響を与えているか?

以上の情報を元に問題を記述してみましょう! 以下に例文を記載しておきます。

プロセス:(どこで?)作業場Aで(誰が?)〇〇生産ライン担当者が、製品AからBへの製造へ切り替えるために金型交換をする際、(何を?)金型をボルトで固定する。

問題:(いつ?)六角レンチで金型をボルトで固定する際に(どのように?)作業者の習熟度の違いにより(何が)金型交換時間が5~10分要しており、(欠陥・苦労)金型交換後の製品完成時間に遅れが生じることが(頻度)3回に1回程度発生している。

如何だったでしょうか? 皆さん是非、問題を明確に定義するために、問題を書き出してみてください。

 

 

問題記述用紙

 

 

ファイルのダウンロードはこちらから

 

Home